こんにちは、理系ママ翻訳者Mです。
今日は大好きな雑誌を読んで読解力を強化した私の体験談をご紹介したいと思います。
【理系ママ翻訳者M】の英語雑誌とのこれまでの歩み
私は小さい頃から雑誌が大好き。日本の雑誌もファッション雑誌やアイドル雑誌などを読んでいましたが、10代の頃はその外にも英語の雑誌を愛読していました。
中学生時代
理系ママ翻訳者Mの当時の英語力: ごくごく普通の中学生レベル。 「できる」か「できない」かと聞かれれば「できる」方にはいた、と思うレベル。
英会話を習いたかったので、中学に入ってすぐに米軍基地の中で英会話を勉強し始めました。
基地内で英会話というとビックリされる方も多いのですが、ネットを検索してもらうとそういう英会話スクールっていくつかあるんですよ。
英会話当日の流れとしては、基地の入口まで迎えに来てもらって、車で先生のお家に移動してレッスンを受けて、また入口まで送ってもらう、という感じでした。
基地の中は普通に町なので、生活用のお店が色々あります。当然本屋さんもありました。幼稚園くらいの頃から英語の見た目に魅了されていた私は、当然英語の雑誌が読みたくてたまりません。
勇気を出して先生に頼んで、行き返りの送迎の途中で本屋さんに連れて行ってもらい、米ドルを握りしめてアイドル雑誌を買ったりしてました。(具体的にはBOPを買っていました。当時レオナルド・ディカプリオはアイドル俳優で、付録でついてきた特大ポスターを壁に貼ってましたよ♪)
その英会話の時間は、もうまさに束の間の国内留学(たった一時間だけど)という感じで本当に楽しかったです。
高校生時代
理系ママ翻訳者Mの当時の英語力: ぎりぎり普通な高校生レベル。 「できる」か「できない」かと聞かれれば「どちらでもない」感じのレベル。
中学の間は月に1~2回くらい基地の英会話に通っていましたが、高校になると学校や部活が忙しくなり、また引越しをしたことで距離的に通えなくなりました。
そうなると英語雑誌の入手が途端に困難になってしまいました。なぜかというと、今のように電子書籍は当然なく、本屋で米国の雑誌はどれも一冊1300円位でした。
今も本屋で買おうとすると高いですよね~
高校生で毎月この金額を雑誌1冊に充てるのは当然しんどいです。そんな時、海外旅行に行ったお友達が買ってきた雑誌seventeenにoverseas(海外)向けの定期購読用ハガキがあるのを見つけて、なんと高校1年生で雑誌の個人輸入を始めました!1年契約で12冊自宅に届く形で32ドルくらいでした。これで、お小遣いの範囲内で seventeen を継続して読むことができるようになりました。
毎月新しい雑誌が届くのが楽しみで、毎日ポストをチェックしていました。
なぜ アメリカ版のseventeenにそんなに夢中になったかというと、ドラマ(ビバヒル(Beverly Hills, 90210))とかの影響でアメリカの女の子の服装だったり、髪型だったり、持ち物だったりがとても魅力的に思えて、漠然とアメリカのティーンエイジャーの生活にすごく憧れていたからなんです。
中でも特に憧れていたのが【プロム】という高校最後のダンスパーティ。ドレスを着てパーティに行くとか素敵すぎ!と思っていました。
アメリカ版のseventeenでは日本版と同様にファッションの記事だったり、コラム・エッセイがあったりするのですが、プロム前の時期になると、沢山のブランドから出てるドレスの写真とかプロム関連の記事とかが載ってました。
雑誌自体はすごく楽しそうだし色々情報も載ってそうなんですが、当時の私の英語力では読めなくてわからないことだらけ。でもどうしても読めるようになりたかったんです。
そこで、私は夜寝る前に辞書と雑誌を持ってベッドに入り、記事が短ければ1記事、長ければ1~数段落を何となくでいいから大意を把握してから寝る、というのを習慣にすることにしました。
英語雑誌を読んで読解力はどう変化した?
結局この個人輸入を2年間続けたので、高校1年からの2年間で計24冊のseventeenを集中的に楽しく読みました。
その結果、読解力がどう変化したかというと、明らかに今までよりも短時間で辞書をそれほど引かずに大意を把握できる記事の数が増えました。
数値化しての評価はできないので、あくまで本人の感覚ですが、当初は「読めたら良いな」という憧れの対象であった英語雑誌が、実際に情報源としてみられるようになってきたと実感できるようになりました。
2年間の成長過程
当時の2年間を振り返ると以下のような初期・中期・後期のフェーズがありました。
初期:
目が英文上を滑るような、英語の海に溺れている感じ。
目を一瞬英文から離すと、今どこを読んでいたのかはもうわからない。
次第に英語の海に溺れている事実に慣れてくるが、字面を追うので精一杯。
単語1つ調べる間に、それまで読んだ内容を忘れる。
中期:
「まだ英語の海に溺れていますが、何か?」といった開き直りの境地に達する。
と同時に、とにかく辞書を引くことを繰り返してきた結果、辞書なしでも単語の見た目で何となく品詞(動詞、名詞、形容詞、副詞)くらいは分類できるようになってくる。
その結果、文章全体の構造が少し見えてくるようになる。しかし、辞書も文法書も使いこなせず、結局意味はつかめない。
後期:
分からないなりに、だんだん慣れてきて文章を意味の塊で大体グループ化できるようになってくる。
中期のころよりも文章構造がもう少し明確に見えてくるようになる。
ひたすら辞書・文法書で調べていくうちに、調べ方のコツが分かってきて、以前よりも確からしい情報を辞書・文法書で見つけられるようになってくる。
その結果、いくつかの文章を続けて読んだ時に(ところどころ調べても分からなかったブラックボックスのような箇所はあるが、)全体としてはそれなりに意味が通ることを実感する。
まとめ
今日は、私が過去に好きなこと(雑誌を読む)で英語力(読解力)を強化できた体験談をご紹介しました。雑誌は沢山の記事で構成されていて、記事の長さも様々です。その時のご自身のレベルや使える時間に応じて、適した記事を選べば最適な英語教材になります。どんな短い記事でも全部を読み切って、何となくでも意味が分かった時の気分は格別です。最近は、各雑誌のHPに行くとオンライン上でもそれなりにコンテンツがあったりしますので、もし興味を持たれたらぜひ気軽にチャレンジしてみてほしいなと思います。
A journey of a thousand miles must begin with a single step.
(千里の道も一歩から)